全室露天付き離れ宿 御宿 さくら亭

大分県・湯布院 全10棟、源泉かけ流し「全室露天付き離れ宿 御宿 さくら亭」。
日常を忘れ、静かに流れる時間に贅沢で優雅なひと時を感じる大人の空間。

平成27年桜前線

 

 

朝寝を誘う心地よい一昨日

産まれたばかりの鶯のさえずりは
まだ「ホ~ホケキョ」とは聞こえず

それを聞き山笑う

鶯の こゑ聞きそむるあしたより 待たるる物は 桜なりけり

村人は麦踏みや田打ちで忙しそう

桜月は天気が短い周期で変化します

冬と春がせめぎあいながら本格的な春への歩みを進めています

九州の今年の桜の開花は、概ね平年並みで所により平年より早い予報です

満開日は九州から関東までは4月上旬

由布院は標高が高いので予想より7~10日くらい遅くなりそうです

そのぶん長い時間桜を楽しめます

紅梅や見ぬ恋作る玉簾

 

 

春を感じる陽気

無風の空に立ち上るの湯けむり

由布岳山頂には昨夜の冷気によって出来た樹氷

圧巻でした

さて村にはカッポカッポと蹄の音

辻馬車が帰ってまいりました

馬車に揺られ、時の流れに身を任せゆっくり村を散策

馬の揺れるリズムには癒しがあるそうです

湯の村に蹄の音の響きけり

畦道に春の便り

 

 

丈夫で川原や荒れた土地にも繁茂する力強い菜の花

本格的な春を前に河川敷でちらほら見かけるようになりました

時を知り
雨を知り
闇を知り
そして静かに花を咲かす

菜の花の遙かに黄なり大分川

Yufuin Ride `15

 

 

風薫る新緑

アカシアの季節

今年も開催致します

周回コースは由布院・安心院70Km
ショートコースは塚原高原散策ショートコース約20Kmの2コース

初夏の緑あふれる中、爽やかな風を受けて自転車で駆け抜けてみては

ゴール後は、由布院の温泉と食事でおもてなし

下り坂を駆けぬけて
風となる
長いトンネルを抜けると
眩しい皐月晴れの太陽が……

梅は咲いたか桜はまだかいな

 

 

柳やなよなよ 風しだい
山吹や浮気で色ばっかりしょんがいな~

ここ湯の村 由布院も蕾がちらほら

昨日までの寒さも一転

一気に春めいた今日
畦道を江戸端唄を口ずさみながら散歩

昨日北風 今日は南風 明日は浮名の たつみ風
恋の風なら 色ばっかり しょんがいな~

一年の始まり

今日は立春

立春は、冬至と春分の間の2月4日頃に当たります
この日から雨水(2月19日頃)までの期間を立春と呼ぶこともあります

冬と春の分かれる節目の日「節分」の翌日で「寒さがあけて春に入る日」いわば春の初日

この頃、暖かい地方では梅の花が咲き始めます

旧暦では一年の始まりは立春からと考えられていました

この日を基準に様々な決まりや節目の日が存在しています

自然の景色の変化から季節の移り変りを把握する「自然暦」を使用していました

飛鳥時代に中国から二十四節気が伝わると、冬至が年の分割の起点と考えるようになり、立春を一年の初めとする暦になりました

明治時代に改暦が行われるまでは、立春は正月とほぼ同じ頃に重なっていたので、正月に「早春」や「新春」と言います

立春の早朝、禅寺では厄除けのために門に「立春大吉」と書いた紙を貼る習慣があります
この文字は、縦書きすると左右対称になり一年間災難にあわないというおまじないです

立春以降に初めて吹く「はえ」「ぱいかじ」の強風を春一番と呼びます

そう春を告げる風

冬は冬の良さがありますが、なんか心がそわそわうきうきしませんか

花言葉は勇気

 

 

黒ポプラという花があります

本日の誕生花

風にざわざわと音をたてる

にぎやかさから連想されたそうです

ラテン語で人民、ギリシャ語でざわめきの意を持つこの花

ポプラはフランス革命では「革命を象徴する木」と言われていたそうです

あと初雪草も本日の誕生花

雪といえば今年の由布院は雪が少なく暖かい日が多いような......

二十日正月

 

 

今日の由布院は小春日和

暦では二十四節気の一つ 大寒です

太陽の黄経が三00度の時

寒さが最も厳しくなる頃で、大寒の朝の水は一年間腐らないとの言い伝えもあり、納戸に保管する方も多いとか

またかつては正月の祝い納めとして仕事を休む物忌みの日であり、この日をもって正月の行事は終っていたそうです

近年では色々便利になり、元旦から祝い納めな気がします

次は立春

確実にさくらの季節に近づいてます

今宵檪木神楽座

 

 

冬の夜を熱く盛り上げる郷土芸能「神楽」の公演が今夜湯布院公民館でございます

開演は20:30からです

その年の豊作を祝い、神様に奉納される舞で、収穫後の農民にとって唯一の娯楽です

重要無形民俗文化財の指定を受けたほど高く評価されています

帽子を被った由布岳

 

 

 

夜 風が強く吹いた朝

いつも澄んでいる湯の村の空気はより一層透明度を増す

朝霜から身を守るためか由布岳もごらんのように帽子姿

眩しい朝日が照りつけるとそっと帽子を脱いだ

その頭にはところどころ白いものが見える

樹氷だ

湯船から眺める温度差にふと笑みがこぼれた