全室露天付き離れ宿 御宿 さくら亭

大分県・湯布院 全10棟、源泉かけ流し「全室露天付き離れ宿 御宿 さくら亭」。
日常を忘れ、静かに流れる時間に贅沢で優雅なひと時を感じる大人の空間。

3月2015

冬の忘れ物

 

3月24日の由布の山々

畦道には土筆が顔をのぞかせているというのに残雪

可笑しな現象で由布岳より低い飯盛ヶ城だけ真っ白な雪

打って変わってこの日をさかえに春の陽気

河原は綺麗な菜の花の絨毯

無風の日には水面に逆さ由布岳

鴨の親子がすーっと波紋を残し逆さ由布岳は陽炎のように消えました

 

 

ここ数日の寒さの緩みで春がまた一歩近づいてまいりました

駐車場の陽光桜と河津桜も元気に目覚めの時を迎えております

一言で桜と申しましてもその品種は600種類以上有るそうです
八重咲きの種類や、冬に花を咲かせる種類などさまざま

さて陽光桜はバラ科サクラ属の落葉小高木です
「里桜」の天城吉野と寒緋桜との交配によって作出されたこの桜

「天地に恵みを与える太陽」という意味を持つ「陽光」と名づけたこの桜を、

作者は「平和のシンボル」として各地に無償で5万本余りの苗木を寄贈されたそうです

花言葉は、「精神の美しさ」

一方河津桜は静岡県賀茂郡河津町に原木があり、早咲きで、薄紅色の大きな花を咲かせます

オオシマザクラとカンヒザクラの自然交雑種であると推定されてます

1955年に静岡県賀茂郡河津町田中で偶然原木を発見したことが由来のようです
当初発見者の飯田氏の屋号から「小峰桜」と地元で言われてきましたが、その後の調査で新種と判明し、1974年にカワヅザクラと命名

花言葉 は「想いを託します」

平成27年桜前線

 

 

朝寝を誘う心地よい一昨日

産まれたばかりの鶯のさえずりは
まだ「ホ~ホケキョ」とは聞こえず

それを聞き山笑う

鶯の こゑ聞きそむるあしたより 待たるる物は 桜なりけり

村人は麦踏みや田打ちで忙しそう

桜月は天気が短い周期で変化します

冬と春がせめぎあいながら本格的な春への歩みを進めています

九州の今年の桜の開花は、概ね平年並みで所により平年より早い予報です

満開日は九州から関東までは4月上旬

由布院は標高が高いので予想より7~10日くらい遅くなりそうです

そのぶん長い時間桜を楽しめます

紅梅や見ぬ恋作る玉簾

 

 

春を感じる陽気

無風の空に立ち上るの湯けむり

由布岳山頂には昨夜の冷気によって出来た樹氷

圧巻でした

さて村にはカッポカッポと蹄の音

辻馬車が帰ってまいりました

馬車に揺られ、時の流れに身を任せゆっくり村を散策

馬の揺れるリズムには癒しがあるそうです

湯の村に蹄の音の響きけり