全室露天付き離れ宿 御宿 さくら亭

大分県・湯布院 全10棟、源泉かけ流し「全室露天付き離れ宿 御宿 さくら亭」。
日常を忘れ、静かに流れる時間に贅沢で優雅なひと時を感じる大人の空間。

12月2014

四扇五煙草六座頭

 

 

除夜はかつては一年の神「歳神」を迎えるために朝まで眠らずに過ごす習慣がありました

各家庭では年越し蕎麦が食べられ、寺では鐘が撞かれます

通常鐘は108回撞かれます

眼・耳・鼻・舌・身・意の六根のそれぞれに苦楽・不苦・不楽があって18類

この18類それぞれに浄・染があって36類

この36類を前世・今世・来世の三世に配当して108となり、

これは人間の煩悩の数を表すとされています

また、月の数12、二十四節気の数24、七十二候の数72を足した数が108となり、

1年間を表しているとの説もあります

今年も一年さくら亭にまたこのHPにお越し頂きまして誠に有難う御座いました

みなさまにとって2014年 午年はどんな年でしたか

新たな気持ちで新年 未年を迎えましょう

朔旦冬至

今日は冬至ですが例年と違う冬至です
特別な冬至「朔旦冬至」

太陽の周期に対し月の満ち欠けのサイクルで冬至に当たるのが新月です
満月がどんどん欠け一度姿を消した後、新月で復活し満月に向けて満ちていきます

太陽復活の日「冬至」と、月の復活の日「新月」が重なることが「朔旦冬至」です
新月は「朔」 太陽を「旦」

大変おめでたい『朔旦冬至』ですが、太陽と月の周期(約365日と約29.5日)は、当然違っていますので毎年重なるわけではありません
この2つが重なるのが19年に1度、そして2014年がその19年に1度の希少な日なのです

次回の「朔旦冬至」は19年後ではなく2052年
なんと38年後です
これは旧暦2033年問題によるもので、このような事態が起こるのも1844年に天保暦が制定されてから189年で初めてのことです

冬至あるいは冬至から翌日にかけては、日本以外でも世界各地で冬至祭が祝われてきました
北欧のクリスマスも起源は冬至祭(ユール)であったりとおめでたい日です

古代では冬至を1年の始まりとしていたそうです

雪の似合う花

 

 

本日の誕生花は「桜蘭」と「冬牡丹」

写真は「冬牡丹」ではなく「寒牡丹」
雪よけの薦が非常に似合います
実は似ているようでまったく違うこの二種

寒牡丹は冬の寒さに耐え、自然の中に咲き、子孫を残すために必死に生きています
風で茎が折れないように花首が柔軟に出来ています
よって茎の色や形に味が出ます

自らの意思で不要な葉っぱを削ぎ落とし、省力化しながらじっと息を潜め、時期を見て一気に花を咲かせます
これが二季咲きの牡丹の生きる知恵なのでしょうか

 

いいじいちじのひ

 

今日は漢字の日です

「1(いい)2(じ)1(いち)2(じ)」

その年の世相を象徴する「今年を表現する漢字」が、京都市の清水寺で発表される運命の日です

毎年楽しみにしている日

ということは今年もあと19日です

冬の気配が漂う由布院は、明日からまたぐっと寒くなりそうです

今宵は露天の湯けぶりに包まれ、そっと午年は振り返ります