全室露天付き離れ宿 御宿 さくら亭

大分県・湯布院 全10棟、源泉かけ流し「全室露天付き離れ宿 御宿 さくら亭」。
日常を忘れ、静かに流れる時間に贅沢で優雅なひと時を感じる大人の空間。

5月2014

小満


昨日21日は二十四節気の小満でした
草木が繁茂し、勢いがつく頃と言われてます

小満とは秋に蒔いた麦などに穂がつく頃で、ほっと一安心すると言う意味だそうです

田畑を耕して生活の糧を稼いでいた時代には、収穫の有無は人の生命に直結しておりました

そのため麦などに穂がつくと「今のところ順調だ」と満足したことから小満という名前がついたようです

そういえば庭の木々も元気に花を咲かせています

おかえりなさいませ

今年も由布院の街に蛍がちらほら舞いはじめました

上手く撮影出来ませんでした

大雨がなかった為今年は沢山の蛍が見れそうです

月の端の午

古来中国では、月と日の重なる日にお祝いをする習慣がありました
端午というのは、月の端(はじめ)の午(うま)の日という意味でこれに「午(ご)」=「5」の語呂あわせが重なり毎年5月5日を、端午の節句と呼ぶようになりました

田植え月の5月に「5月忌み」という日本古来の行事がありました
5月は雨期を迎えることから、病気や災厄の祓いは大事なこととされ、この時期盛りを迎える菖蒲や蓬で邪気祓いをしていたそうです
日本で田植えは、神聖な行事とされていて早乙女がするものでした
早乙女は菖蒲や蓬で邪気を祓って神聖な存在になってから田植えを行っていました
そうもともと女性のためのおまつりだったのです

今では鎧兜やこいのぼり、菖蒲を飾ったり、柏餅や粽を食べたり、菖蒲湯に入ったりと様々なことをします

こいのぼりは中国の「竜門」という黄河中流にある急流な滝を昇りきることができた鯉は龍になるという「登竜門」の故事に由来しています
鯉は、清流だけでなく、池や沼などでも生きていけるほどの強い生命力があるということから鯉は出世魚と呼ばれ子どもの立身出世の象徴として江戸時代から、盛んに鯉のぼりを飾るようになったそうです

また柏の葉は、新しい芽が出るまで古い葉が落ちないという事から「子どもが生れるまで親は死なない」=「家系が絶えない」と縁起が良いと言われています
そんな柏の葉で節句を祝う料理であるお餅を包んだお菓子、柏餅は日本特有の料理として有名です

祝日法2条によれば、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことが趣旨であるとされていますので子供のみならず母にも感謝する日のようです

高嶺の花


平成26年ゴールデンウィーク前半

ここ由布院はお天気に恵まれ駅前から金鱗湖まで沢山の方で賑わっております

いたるところで「藤」、「躑躅」、「石楠花」が満開です

「石楠花」は「しゃくなんげ」と読み、次第に「しゃくなげ」になったと言われています

しゃくなげは、元来高山植物で、深山に咲く花として、神秘的なイメージを持たれていました
そのせいか古来から「神に捧げる木」、「忌み木」とされていました

原産地のネパールでも、宗教的にとても重要な花として扱われ「花木の帝王」や「ヒマラヤの赤いバラ」と呼ばれています

またイギリスでは特に人気があり、「木の上に咲くバラ」という英名もつけられています

日本では古くから「山の精」として考えられており、不可侵の存在だったのです
深い山の中で可憐な鮮やかな花色ですから、とにかく山の中では目を引いてしまうわけです

「高嶺の花」という言葉は、しゃくなげが由来とも言われています

しゃくなげは有毒植物です
摂取すると吐き気や下痢、呼吸困難を引き起こすことがあります

美しいものには棘がある

花言葉は「威厳」、「荘厳」、「危険」、「警戒」

「高嶺の花」らしい花言葉ですね