難が去る
本日7月30日は「梅干しの日」
古くから「梅干しを食べると難が去る」と言われております
「なん(7)が去(3)る(0)」
梅は別名「好文木」
十訓抄に「学問に励むと梅の花が咲き、怠ると花が咲かなかった」とあります
学問と梅の関わり、菅公を祭る天満宮との関わりは深いものがあります
梅の種(核)を「天神さま」というのもそのあらわれともいえます
昔は「梅は食うとも核(さね)食うな、中に天神寝てござる」と唄われたように、種の中身「仁(にん)」は食されておりませんでした
しかし漬けることでアミグダリン(天神)はほぼ消失し、食べても人体にはほとんど影響がないとされています
そんな梅干しに歌があり、明治時代の国語の教科書にはこう記されております
二月三月花ざかり、うぐひす鳴いた春の日のたのしい時もゆめのうち。
五月六月実がなれば、枝からふるひおとされて、きんじょの町へ持出され、何升何合はかり売。
もとよりすっぱいこのからだ、しほにつかってからくなり、しそにそまって赤くなり、七月八月あついころ、三日三ばんの土用ぼし、思へばつらいことばかり、それもよのため、人のため。
しわはよってもわかい気で、小さい君らのなかま入、うんどう会にもついて行く。
ましていくさのその時は、なくてはならぬこのわたし。
梅干しが出来るまでを可愛く表現した唄ですね
ちなみに「梅の日」は6月6日です
2015年7月30日 4:26 PM