夏越の大祓
その昔、一年を二つに分けた考え方で六月晦日は十二月晦日に対応して半年の最終日にあたります
大晦日が新年を迎えるための大切な日であるように、六月晦日も神に年の前半のあいだの無事を感謝し、収穫までの後半年の無事を祈るための物忌みの日、祓いの日と考えられたのです
宮廷では六月晦日と十二月晦日の年二回、「大祓い」の神事が行われていました
大祓いの本来の意義は、年間を通じて最も大切な正月と七月の祖霊迎えの行事を前にして、物忌みを行うことでした
十二月のほうを「年越し」と呼ぶのに対し、六月のほうを「名越し」と呼んだのです
早いもので一年も折り返し
雨もあがり嘘のような夜空が広がっております
2016年7月1日 8:55 PM