高嶺の花
ここ由布院はお天気に恵まれ駅前から金鱗湖まで沢山の方で賑わっております
いたるところで「藤」、「躑躅」、「石楠花」が満開です
「石楠花」は「しゃくなんげ」と読み、次第に「しゃくなげ」になったと言われています
しゃくなげは、元来高山植物で、深山に咲く花として、神秘的なイメージを持たれていました
そのせいか古来から「神に捧げる木」、「忌み木」とされていました
原産地のネパールでも、宗教的にとても重要な花として扱われ「花木の帝王」や「ヒマラヤの赤いバラ」と呼ばれています
またイギリスでは特に人気があり、「木の上に咲くバラ」という英名もつけられています
日本では古くから「山の精」として考えられており、不可侵の存在だったのです
深い山の中で可憐な鮮やかな花色ですから、とにかく山の中では目を引いてしまうわけです
「高嶺の花」という言葉は、しゃくなげが由来とも言われています
しゃくなげは有毒植物です
摂取すると吐き気や下痢、呼吸困難を引き起こすことがあります
美しいものには棘がある
花言葉は「威厳」、「荘厳」、「危険」、「警戒」
「高嶺の花」らしい花言葉ですね
2014年5月3日 5:41 PM